|HOME
|福島県知事選 自民県連 独自候補擁立失敗 県連の油断と誤算(河北新報) |
福島県知事選 自民県連 独自候補擁立失敗 県連の油断と誤算(河北新報)
2014-09-13 22:42:25

任期満了に伴う福島県知事選で、自民党福島県連が擁立した元日銀福島支店長の鉢村健氏(55)が立候補断念に追い込まれた。
福島県内では福島第1原発事故の影響が現在進行形で続く。党本部から原発事故を口実に「与野党相乗り」を求められ、福島県連は独自候補擁立の旗を降ろした。党本部の「鉢村氏下ろし」が実現した背景には、福島県連の油断と誤算があった。(福島総局・桐生薫子)
「県連が擁立した候補を党本部が覆すことは過去になかった」。12日正午すぎ、福島県庁で記者会見した杉山純一幹事長は硬い表情でこう語った。
県連の最初の誤算は半年前。3月の県連定期大会で、岩城光英会長は来賓に招いた佐藤雄平知事(66)の面前で、知事選に独自候補を擁立する方針を表明した。
当時、岩城氏の下には「知事は出ない。仮に出ても勝てない」という情報が寄せられていた。
福島県内では2013年、郡山(4月)、いわき(9月)、福島(11月)の各市長選で現職が相次ぎ惨敗。「現職落選ドミノ」と呼ばれる現象が起きた。安倍晋三政権の支持率が高く、県連内には「不人気の佐藤知事には誰が出ても勝てる」(幹部)と楽観論すらあった。
候補者選定に関する党本部との認識の差も大きかった。8月下旬、杉山氏は県議会会派控室で甲子園大会のテレビ中継を見ながら「ようやく決まった」とつぶやいた。21日に鉢村氏擁立が正式に決まり、大役を終えたとの空気が漂っていた。
一方、党本部は石原伸晃前環境相の「金目」発言などで政権の安定運営に危機感を抱いていた。7月の滋賀県知事選で推薦候補が敗れ、11月の沖縄県知事選も推薦候補の苦戦が予想された。党幹部は「福島で負け知事選3連敗となれば安倍政権への打撃は必至」と焦りを募らせた。菅義偉官房長官と河村建夫党選対委員長が与野党相乗りで一致した8月4日以降、県連に「相乗り」のシグナルを発し続けた。
県連が最後まで一枚岩になれなかったことも、党本部の介入を招く一因になった。一部県議は鉢村氏擁立決定後も民主党県連幹部と内堀雅雄前副知事(50)擁立を水面下で画策した。
自民党の若手県議が言う。「鉢村氏に申し訳ない。党本部の都合や自分勝手な行動をする先輩議員に振り回され、つくづく嫌気が差した」


































Research Institute for Environmental Finance