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首相官邸に落下の「ドローン」から微量セシウム(東京) 官邸の警備も易々と破られる国が、集団自衛権で他国を守れるのか?
2015-04-23 11:12:21
東京都千代田区の首相官邸の屋上で、二十二日午前に見つかった小型無人機(ドローン)に付いていたプラスチック容器の周辺から、放射性セシウムと微量の放射線を検出したことが警視庁への取材で分かった。
同庁公安部は何者かが遠隔操縦で官邸の屋上に意図的に着地させた疑いもあるとみて、シーベルト町署に捜査本部を設置し威力業務妨害容疑などを視野に操縦した人物の特定を急ぐ。
プラスチック容器には液体などが入っているとみられ直径三センチ、長さ十センチで茶色。不透明で放射能があることを示すマークが貼られていた。小型カメラと筒のような物二本が機体の上に付いていた。機体を機動隊の施設に移し容器の中身などを分析している。
公安部によると検出された放射線量は一時間当たり最大一マイクロシーベルトで、ただちに人体に影響はない。検出された放射性物質はセシウム134と137で自然界に存在せず、東京電力福島第一原発事故で原子炉建屋から大量に放出されたものと同じ物質。今後、警察庁と協議し官邸周辺の上空の警備態勢を強化する。
<ドローン> 無人で飛ぶ小型機で、複数のプロペラをヘリコプターのように回転させて飛ぶ。プロペラの回転音がハチの羽音と似ていることから英名が付けられた。無線操縦のほか、衛星からの位置情報などを利用し飛ぶ研究も進んでいる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015042302000125.html