HOME11.CSR |スナック菓子のカルビー、環境配慮型の「かっぱえびせん」と「ポテトチップス」を特別販売。パッケージはプラスチックの代わりにクラフト包材、商品表示はバイオマスインクで(RIEF) |

スナック菓子のカルビー、環境配慮型の「かっぱえびせん」と「ポテトチップス」を特別販売。パッケージはプラスチックの代わりにクラフト包材、商品表示はバイオマスインクで(RIEF)

2019-11-01 18:44:53

Calbee2キャプチャ

 

 スナック菓子のカルビーは、同社の人気商品「かっぱえびせん」と「ポテトチップス」の包材を、従来のプラスチックからクラフト包材に切り替え、さらに商品名等の記載に使うインクもバイオマスインク等にするなど「持続可能で、地球に配慮した『かっぱえびせん』」を開発した。4日からコンビニで、11日から全国で販売する。

 

 「環境に優しい『かっぱえびせん』」は、同社の創立70周年を記念して特別に開発した。「The かっぱえびせん」と「The ポテトチップス匠のうすしお味」の2種類。それぞれ約100万袋、135万袋の数量限定販売とする予定。なくなり次第、販売終了となるが、顧客の反応をみたうえで、今後の本格導入を検討するとしている。環境配慮は、「やめられない、とまらない」に、なってもらいたい。

 

 パッケージをプラスチックから、クラフト紙を使った包材に切り替えることで、廃プラ対策に貢献するとともに、パッケージへの印刷素材を、同社として初めて生物由来のバイオマスインクに変えて表示する。バイオマスインクは、原料に米ぬかや綿等から抽出した成分を使っているという。

 

工場長のメッセージも
工場長のメッセージも

 

 本体の「かっぱええびせん」も、原料のエビを100%瀬戸内海産の天然エビにして、従来のものよりも、少し粗くミンチすることで、素材の味を楽しめるようにしたという。一方の「ポテトチップス」も、工場ごとにジャガイモの厚みを0.1mm以下の単位で調整し、素材の味を生かした作りにしているという。

 

 両商品とも、パッケージの両面に、生産工場の工場長の似顔絵入りのロゴと、工場長のメッセージが付せられている。「産地直送」のイメージで、消費者に語りかけるマーケティングといえる。

 

 環境配慮に、さらに一味工夫を凝らしたスナック菓子ということになる。内容量は両方とも70g、価格はオープンだが160円前後の見込み。

https://www.calbee.co.jp/newsrelease/191031.php