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東電福島第一原発 汚染水貯留タンクから汚染水4トンあふれる(各紙)

2013-10-01 15:18:22

建設工事用のノッチタンク
建設工事用のノッチタンク各紙の報道によると、東京電力は1日、福島第1原発内で、タンク間で汚染水の移送を行っていたところ、約4トンがあふれて周囲の土壌に染み込んだと発表した。人為ミスによる水の入れ過ぎが原因とみられる。福島原発現場ではこの種の人為ミスが続発している。
 東電によると、1日午前11時50分ごろ、福島第1原発4号機南西側で、汚染水を保管しているH6エリアの貯蔵タンク群を囲む堰内の水を、別のH5エリアのタンク群の東側に設置しているノッチタンク(建設現場等で発生する泥水を下水道等へ排水できるように処理する機械)へポンプで移送する作業をしていたところ、ノッチタンクの上部マンホールから水があふれ出したという。

汚染水があふれ出したのは、協力企業の作業員が見つけた。このため、約20分後に移送を停止した。ノッチタンクの貯蔵量を上回ってポンプで移送した人為ミスが原因とみられる。タンクの貯蔵量を作業前に確認しなかったという初歩的ミスによる。
 あふれ出た約4トンの汚染水に含まれている放射性物質の種類や濃度は現時点では、東電側も把握していない模様。東電は移送作業を中断し、漏えい状況および原因等の調査をしていると説明している。

 

http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1231052_5117.html