HOME |福島・富岡町でも 管理型処分場(実質最終処分場)建設の説明会で、住民の不安高まる 白紙撤回の声も(福島民友) |

福島・富岡町でも 管理型処分場(実質最終処分場)建設の説明会で、住民の不安高まる 白紙撤回の声も(福島民友)

2014-06-10 15:29:45

住民説明会の模様
住民説明会の模様
住民説明会の模様


東京電力福島第1原発事故の避難区域で出た廃棄物処分に富岡町の民間管理型処分場を活用する国の計画案について環境省は8日、いわき、郡山両市で富岡町民に対する説明会を始めた。町民の一部からは、処分場活用を前提とした国の説明に対し、安全性への疑問や計画の白紙撤回を求める声が上がった。
環境省と復興庁の職員らが計画の概要を説明した。参加者は「町民が帰ろうとする場所に迷惑施設を造る発想が理解できない」「国が責任を持ち、委託でなく直轄で行うべき」などと批判。国は「迅速な復興のため既存施設を利用させてほしい」などと国側の都合を繰り返すだけで、住民の不安解消には至らなかった。

 
いわき市の出席者数はわずか70人にとどまり、空席が目立った。参加した矢内良市さん(64)は「町民は反対しても押し切られる、という諦めの気持ちだ」と話し、国への不信感をあらわにした。郡山市会場で猪狩利衛さん(78)は「処分場は復興には必要なもの」と一定の理解を示すが「なぜ線量が低い場所に造るのか」と戸惑いの表情を見せた。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0610/news8.html