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「(県外最終処分の)法的、財政措置進める」 安倍首相、大熊の候補地初視察(福島民友) 県外処分場が”不在”なのに法的措置が可能か。口約束だけか

2014-09-18 14:06:57

砂場で遊ぶ園児たちを笑顔で見詰める安倍首相=17日午前11時ごろ、川内村のかわうち保育園
砂場で遊ぶ園児たちを笑顔で見詰める安倍首相=17日午前11時ごろ、川内村のかわうち保育園
砂場で遊ぶ園児たちを笑顔で見詰める安倍首相=17日午前11時ごろ、川内村のかわうち保育園


福島県入りした安倍晋三首相は17日、県内の除染で出た汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設の大熊町の建設候補地を初めて視察した。

安倍首相は視察後、搬入開始から30年以内に県外で最終処分する政府方針を踏まえ「(県外最終処分の)法的措置と(交付金などの)財政措置をしっかりと進めたい」と述べ、建設に向けた対応に全力で取り組む考えを示した。

 

首相の本県被災地訪問は第2次安倍改造内閣発足後では初めて。帰還困難区域内にある建設候補地では、大熊町の渡辺利綱町長と双葉町の伊沢史朗町長らから候補地についての説明を受けた。

 

安倍首相は「地権者に丁寧に説明し理解を得つつ、施設整備を進めたい」と語った。また、10月1日に一部で避難指示が解除される川内村や、双葉郡8町村で唯一全域で避難指示のない広野町の復興状況も視察した。

 

川内村ではかわうち保育園で園児と交流した後、村内の仮設住宅で暮らす避難住民や保健師らと会い「一日も早く皆さんが帰還できるよう全力を挙げていきたい」と述べた。居住制限区域に自宅がある関根マキ子さん(79)は「線量を下げ、帰還できるようにしてほしい」と国の対応を求めた。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0918/news7.html