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原子力研究開発機構 東海再処理施設、廃止へ。新規制の対応の費用増に対応できず(東京)

2014-09-29 14:40:33

JAEAキャプチャ
JAEAキャプチャ日本原子力研究開発機構は二十九日、使用済み核燃料を再処理する東海再処理施設(茨城県東海村)を廃止する方針を明らかにした。

東京電力福島第一原発事故後、厳格化された再処理施設などの新規制基準に対応するには、一千億円以上の費用がかかると見込まれることから、存続は困難と判断した。

 


 同施設は、原発の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出し、燃料として再利用する核燃料サイクルの要となる国内初の再処理工場。一九八一年に本格運転を始めた。

 




 二〇〇六年に商業用原発の再処理事業は終えており、現在は新型転換炉「ふげん」(福井県敦賀市)の使用済みプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の再処理などを行っていた。日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)への技術移転の役割も担ったが、ほぼ完了した段階という。

 

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014092902000219.html