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JTの葉タバコ調査で基準超過セシウム 福島と栃木で検出、最大565.2ベクレル。喫煙者はニコチンとセシウムで二重汚染(FGW) 

2014-10-11 11:50:07

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JTimages日本たばこ(JT)は、国産葉タバコの放射性物質調査結果を発表した。それによると、対象128地域のうち2地域で、基準(1kg当たり100ベクレル)を上回った。最大値は福島県田村市の565.2ベクレルだった。

JTは今夏から、農家が栽培する葉タバコを購買する前に放射性物質の検査を行う体制をとっている。今回の調査は2014年度産のバーレー種と在来種葉タバコを調査した。いずれも乾燥済みのタバコ原料で、岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木の6県の葉タバコ農家の栽培したものを調べた。

 

その結果、福島県田村市三春町の御木沢村で栽培された葉タバコから、セシウムが565.2ベクレル、栃木県那須塩原市の黒磯町から100.9ベクレルと、基準超過の値が検出された。このためJTはこれらの葉タバコの購入を停止した。他の葉タバコは基準以下だったため、原料として購入を決めたが、栃木県那須塩原市鍋掛村から84.2ベクレル、同市高林村から76.8ベクレル、太田原市川西町58.3ベクレルなど”準汚染”レベルの葉タバコは購入するという。

 

JTは7月に、茨城、千葉県で栽培している黄色種葉タバコについても検査結果(33地点)を公表したが、基準超過は出なかった。JTは「お客様に安心して当社製品をご愛顧頂けるよう、今後も引き続き品質管理に万全を期してまいります」と説明している。

 

http://www.jti.co.jp/news/radiological_inspection/pdf/20141009_02.pdf