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福島第一原発1号機、建屋から2枚目パネル取り外し。 水素爆発で崩れた建屋内部が明らかに。がれきの飛散に注意必要(各紙)

2014-11-10 12:56:51

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1号機の建屋から取り外されるパネル
1号機の建屋から取り外されるパネル


東京電力は10日、福島第一原発1号機の原子炉建屋を覆うカバー六枚のうち、二枚目が取り外され、事故後に起きた水素爆発で破壊された建屋内部が明らかになった。

建屋カバーは8日に取り外す予定だったが、構内の地上タンク建設現場で7日に鋼材が落下し、作業員3人が負傷する事故があったことから、作業を延期していた。

 

作業に際しては、建屋に放射性物質の飛散防止剤を散布しており、その効果を確認するため、屋根部分から2枚目のパネルをこの日、取り外した。fukushima1goukipanel2キャプチャ

 

作業は午前7時15分ごろから、大型クレーンでパネルをつり上げた(右の写真)。その後、パネルが取り外されると、大きな開口部から崩れた建屋のがれきやむき出しになった鉄骨などが見えた(左の写真)。

 

東電は、今回のパネル取り外し作業の後、敷地境界付近の放射線量に特段の変化は起きていないと説明している。1枚目のパネルは10月31日に取り外していた。東電では残りのパネルも取り外し、来年3月から建屋内のがれきを撤去する作業にとりかかる予定という。

 

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