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福島県職員が線量計盗み転売 所属課の181本375万円相当。パチンコの借金に充当(福島民報)言語道断!

2015-01-29 14:14:04

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fukushimasenryouimages福島県は28日、県地域医療課に在籍した30代の男性職員が県所有の個人被ばく線量計181本(375万円相当)を県庁から持ち出し、無断でリサイクル業者などに転売していたと発表した。

売却額は約90万円で、パチンコの借金返済などに充てていたとしている。福島県は窃盗容疑での告訴を視野に処分を検討している。

 

福島県によると、職員は県地域医療課に平成22年度から25年度まで在籍し、個人線量計の購入と管理などを一人で担当していた。23年度に同課が購入した線量計30本、24年度に買い増した200本の計230本を庁内に保管していたが、25年10月から11月にかけて計181本を持ち出し、福島市のリサイクル業者に81本、埼玉県の測量機器買い取り業者に100本を売ったという。
 

線量計は同課の職員らが放射線量の高い地域に行く場合や原発事故を想定した住民の避難訓練で使用するため、国の原子力発電施設等緊急時安全対策交付金で購入していた。

 

昨年11月に県と川内村が行った原子力防災住民避難訓練の事前準備で線量計の不足が判明したが、男性職員は同課の職員に「何度か移動したので、どこかに紛れてしまったのかもしれない」と虚偽の説明をしていたという。

 

今月23日になって、リサイクル業者から買ったとみられる住民から線量計の修理を頼まれた製造メーカーが製品番号を確認し、県に納入した線量計と判明。26日、男性職員が事実関係を認めた。パチンコの借金は75万円あったという。

 

男性職員は「県民に大変申し訳ないことをした」と反省し、現金か現物での弁済を考えているという。現在は県北地方の県関係事務所に勤務しているが、26日から休暇を取っている。

 

http://www.minpo.jp/news/detail/2015012920643