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東電、福島第二原発から燃料取り出し完了 全4基の原子炉空っぽに。ただ、第二廃炉の確約、いまだせず(各紙)

2015-03-24 22:06:18

fukushimadai2img_1602881_51499129_0各紙の報道によると、東京電力は24日、福島第二原発3号機の原子炉内にあった燃料764体を使用済み燃料プールへ移送する作業を完了したと発表した。この結果、第二原発全4基の原子炉は空っぽになった。

東電は「移送は終わったがプールに燃料はあるので、安全に冷却を続ける」としている。福島第二原発については、福島県も同県議会も、全基廃炉を求め続けているが、東電は明確に答えていない。

これまで第二原発各基の原子炉には核燃料が764体ずつ残っていた。東電は2012年10月からそれらの燃料の移送を、原子炉からより安全なプールに移送する作業を開始した。作業は4号機から始め、2号機、1号機と進めて、今回の3号機が最後となった。

核燃料全部の移送完了によって、各号機のプールには、東日本大震災前から補完されているものを合わせて、いずれも約2500体が保管されたことになった。