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解除取り消し求め初の提訴へ 南相馬市・避難勧奨地点の535人。「正常化」を急ぐ国に待った(福島民友)

2015-04-02 13:04:29

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minamisoumaPK2014122202100038_size0東京電力福島第1原発事故で設定された南相馬市の「特定避難勧奨地点」を昨年末に解除したのは不当として、同地点周辺の住民132世帯、535人が国に指定解除の取り消しと、精神的損害賠償として1人当たり10万円の支払いを求めて今月中旬に東京地裁へ提訴する方向で調整していることが1日、弁護団への取材で分かった。

 

弁護団によると、年間被ばく線量20ミリシーベルトを避難基準とする国の避難政策や避難指示解除を争う訴訟は全国で初めて。

 
国は被ばく線量が20ミリシーベルト以下になることが確実だとして、同市の特定避難勧奨地点の全152世帯に昨年12月28日付で解除を通知した。

 

指定地域の住民は局所的に高線量の地点が残っていることや年間20ミリシーベルトは解除基準としては高く、子どもを安心して育てられないなどとして、解除に反対してきた。

http://www.minyu-net.com/news/news/0402/news3.html