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NPO「情報公開クリアリングハウス」 福島事故資料の公文書等の自由検索サイトオープン 公文書3000件、6万ページを収録(FGW)

2015-07-17 16:22:50

fukushimaarchiveキャプチャ

NPO法人「情報公開クリアリングハウス」(東京)は17日東京電力福島第一原発事故関連の公文書に誰もが無料でアクセスできる情報サイトを開設した。「福島原発事故情報公開アーカイブ」というサイトだ。

 

 同サイトは、公開されていない情報を「クリアリングハウス」等が情報公開請求をして入手した公文書を軸に、政府内の各行政機関や自治体等のサイトに散在している情報を一つのサイトで、まとめて検索できるようにした点が特徴。

 

 政府と東電が2011年3月に設置した統合対策本部の会議概要を記録したメモなど、情報公開請求によって国や自治体から開示を受けて収録された情報は、合計約3000件、6万ページ分に上る。同アーカイブでは個々のNGOや市民団体等が独自に情報公開請求等で入手した公文書の寄贈も受け付けていく。

 

 アーカイブの利用は、オンラインで文書名や公開した機関名を入力して検索する。政府と東電が事故直後に原子炉の冷却や汚染水対策を検討した「特別プロジェクト」の内部資料、政府・東電統合対策室(本部)の内部会議、福島第一原発とのテレビ会議の概要を記録したメモ(東電職員が作成した2011年4月の本部設置から終了する12月までの毎日)、福島県立医大放射線医学健康管理センター内の各種専門委員会の資料・議事概要などが収録されている。

http://www.archives311.org/