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米サウスカロライナ州サバンナリバーの核施設で一時厳戒、トラックに爆発物の反応。その後、警戒解除(各紙)

2015-08-18 17:16:39

savannaキャプチャ

各紙の報道によると、 米サウスカロライナ州にあるサバンナリバー核施設付近で現地時間の17日、一時的に爆発物を警戒する探査犬が警戒を発したため、数時間にわたって同施設に通じる道路がすべて封鎖された。その後、問題は発見されず、警戒態勢は解かれた。

サバンナリバー核施設は米エネルギー省と国家核安全保障局(NNSA)が管轄する施設で、ジョージア州との州境に近いサウスカロライナ州東部にある。冷戦時代には、米国の核兵器の製造に使われるプルトニウムの約3分の1量、トリチウムの全量を生産していた。ここ数十年は、閉鎖された他の核施設から送られてきた核物質が保管されているという。

 

 17日午後3時42分、同施設は、フェイスブックを通じて注意情報を発表した。掲載された情報によれば、電子スキャンや爆弾探査犬を使って業者の配送用トラックを検査したところ、爆薬の残留物が積まれている可能性があることが分かった。

 

このためサウスカロライナ、ジョージア両州が、施設の警備業者と共同で緊急対応を講じたという。しかし、その後の調査で、問題は発見されず、通行止めは午後5時52分に解除された。

 

同施設では今も研究開発が続けられており、原子力発電用の濃縮ウラン処理、使用済み核燃料の保管、国家安全保障用途のトリチウム製造を行っている。

 

http://www.cnn.co.jp/usa/35069016.html