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日本生命、米大手生保のサンライフ・フィナンシャル運営の再エネ投資特化型共同投資グループに8000万㌦(約90億円)を投資(RIEF)

2021-10-25 15:16:01

Sunlifeキャプチャ

 

 日本生命保険は、米国での再生可能エネルギー事業に8000万㌦(約90億円)を投資すると発表した。同社の資産運用子会社を通じて、米大手生保のサンライフ・フィナンシャルが主催する再エネ投資特化型の共同投資グループに投資する。日生が米国の再エネ特化の投資グループに参加するのは今回が初めて。

 

 投資は日生の米子会社である「Nippon Life Global Investors Americas(NLGIA)」を通じて実施する。サンライフの共同投資グループは、米国内での風力、太陽光、バッテリー等の再エネインフラ資産を投資対象とし、米国の再エネ市場の拡大に貢献することを目指している。

 

 NLGIAは米国拠点の投資運用会社。1975年に事務所を開設して以降、米国市場での事業展開を重視し、2013年にはインフラ事業への投資も開始している。これまでもインフラ投資のノウハウを蓄積するとともに、現地の運用者との関係構築にも努めてきたとしている。

 

 同社では「今回、サンライフ社とともにアンカー投資家として同共同投資グループの設立に関与できることは、その成果の現れの一つと考えている」と述べている。日本生命は、生命保険としての使命や公共性を踏まえ、ESG投融資を強化しており、今回の共同投資グループを通じた投資もその一環と位置付けている。

 

 サンライフ社は現在、601億㌦のサステナブル投資資産を抱えており、21年~25年の間に新規に200億㌦を増額している。またClimate Action+の参加による他の資産運用機関等との協働行動にも積極的に取り組んでいるとされる。

https://www.nissay.co.jp/news/2021/pdf/20211020.pdf