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静岡県、9月に初のグリーンボンド発行へ。発行額は50億円。建物のZEB化や信号等のLED化、公用車の電動車化等に資金を充当へ(RIEF)

2022-08-23 21:50:28

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 静岡県は同県として初となるグリーンボンドを9月にも発行すると発表した。発行額は50億円の予定。資金使途は、エネルギー効率化として県有建築物のZEB化や庁舎照明や信号のLED化、公用車の電動車化によるクリーン輸送等を想定している。

 

 (写真は、静岡県庁)

 

 ボンドの償還期間や、表面金利等は今後、決める。主幹事は大和証券とみずほ証券の2金融機関が担当する。同県が策定したグリーンボンド・フレームワークに対して、格付投資情報センター(R&I)がICMAのグリーンボンド原則(GBP)への適合性を評価するセカンドオピニオンを付与している。

 

 資金使途は、エネルギー効率化等の6分野。「エネルギー効率化」では、県有建物のZEB化や、同施設・設備の照明のLED化、空調設備の更新、信号機等のLED化等をあげている。「再エネ」ではカーボンニュートラルポート(CNP)の形成。「クリーン輸送」では、公用車の電動車化。

 

 「気候変動の適応」では、水害対策のための河川改修、砂防、治山、地すべり、急傾斜地崩落対策、道路のり面工事、高潮・高波対策。「生物自然資源および土地利用に係る環境持続型管理」としては、県営林の維持管理、間伐等の適切な森林整備。「汚染の防止と管理事業」では、県産材による県有建築物の木造化、木質化の推進ー-をあげている。

 

 都道府県によるグリーンボンド発行は、東京都をはじめ、長野県、神奈川県、三重県等が発行している。埼玉県は、環境と社会の両分野を資金使途とするサステナビリティボンドを9月に発行予定としている。https://rief-jp.org/ct4/127558?ctid=71

 

https://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-040c/koubo/documents/framework20220819.pdf

https://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-040c/koubo/greenbond.html