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元理事長が水増し指示 NPO不正受給元理事ら初公判(岩手日報)

2012-08-28 13:04:28

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盛岡市のNPO法人いわてNPOセンターの助成金不正受給事件で、詐欺罪に問われた同センター元理事(32)、元臨時職員(32)両被告の初公判は27日、盛岡地裁(片多康裁判官)で開かれた。検察側は犯行動機について、元理事が事件以前から同センター元理事長(56)=詐欺容疑で逮捕、送検=に予算確保のため経費を水増しするなどしてより多くの助成金を得る趣旨の指示を受けていたことを指摘した。

 両被告は起訴内容を認めた。冒頭陳述で検察側は経費水増しの手法に▽別事業の領収書をコピーし金額欄を書き換える▽支払っていない謝金名目の領収書作成▽印刷費の過大計上-などを列挙。だまし取った金は給料など同センターの経費に充てたと指摘した。

 起訴状などによると、元理事は県福祉基金の事業に関し、余剰金は返還することになっていたのに、元臨時職員に虚偽の実績報告書を作成させ、助成金160万円のうち14万円を返還しなかった。また、両被告は県長寿社会振興財団(現いきいき岩手支援財団)の事業に関しても虚偽の実績を報告し、現金83万8400円をだまし取ったとされる。

 

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