HOME7.金融NPO |福島県を「再生エネルギーの先進地」に 県内外企業関係者らが3月にも「自然エネルギー基金」設立へ(福島民報) |

福島県を「再生エネルギーの先進地」に 県内外企業関係者らが3月にも「自然エネルギー基金」設立へ(福島民報)

2016-01-06 10:22:13

solarキャプチャ

福島県内を再生可能エネルギーの先進地にしようと、県内外の関連企業の関係者らが3月にも「ふくしま自然エネルギー基金」を設立する。

 

 趣旨に賛同する国内外の企業・個人から寄付を募り、太陽光発電などの普及や県内の復興に向けた取り組みを支援する。東京電力福島第一原発事故の記録を後世に伝える記念館の建設も目指す。

■会津電力社長佐藤氏が発起人代表

 事業の流れは【図】の通り。3月にも運営母体の一般財団法人を発足させ、9月ごろの公益財団法人化を目指す。数億円以上を目標に、国内外に寄付を呼び掛ける。全国の自然エネルギー事業者らでつくる「全国ご当地エネルギー協会」が運営に協力する。

 

 自然エネルギー事業のほか、県民が実施する地域活性化事業や教育・福祉事業などの費用を寄付する。事業内容によっては出資や融資も検討する。

 

 会津電力(本社・喜多方市)の佐藤弥右衛門社長=大和川酒造店代表社員=が基金の発起人代表を務めている。佐藤社長は平成26年、環境保護活動で功績を挙げた人に贈られるドイツの「シェーナウ環境賞」を受賞した。これをきっかけに、福島復興に対する国内外からの善意の受け皿をつくることにした。

http://aipower.co.jp/archives/category/news

 

 発起人には城南信金(本店・東京都)の吉原毅相談役、県立博物館の赤坂憲雄館長、アーティストの坂本龍一さん、ドイツの市民電力会社シェーナウ電力役員のウルズラ・スラーデックさんらが名を連ねている。

■3月9日小泉元首相ら講演 福島で記念シンポ

 基金の設立記念シンポジウムは3月9日午後1時半から、福島市公会堂で開かれる。小泉純一郎元首相らが講演する。

 

http://www.minpo.jp/news/detail/2016010627862