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ドイツ再生可能エネ発電最大手の「ユーイ」が 日本で合弁設立、太陽光に照準(FGW)

2013-01-25 08:39:48

日独合弁会社のスタート
日独合弁会社のスタート
日独合弁会社のスタート


再生可能エネルギー発電でドイツでトップ級のユーイ(ラインラント・プファルツ州)が日本に進出する。日本側の自然電力(東京・文京、磯野謙社長)と合弁会社を設立し、2013年中に10万kw規模の太陽光発電所を建設する。将来は、風力発電事業にも進出する計画だ。

ユーイは太陽光発電の設計・調達・建設(EPC)に特に強く、同分野ではこれまでに全体で2.5GWの発電力を開発してきた。世界2位の導入実績を誇る。新会社名は「juwi(ユーイ)自然電力」で資本金は4000万円。両社が折半出資する。すでに両社は熊本県合志市における1MWの太陽光発電所の計画を進めている。ユーイでは、日本市場の可能性について、昨年7月に始まった全量買い取り制度を受けて、今後も市場の拡大が続くと判断した。


 特にドイツに比べると、太陽光発電の適地が多いと判断している。また風力発電についても、洋上発電等への進出を検討していくことになる。新会社は再生エネの発電所の土地探しから設計、施工、施設の運営まで手掛ける。当初は太陽光発電を中心とし、将来は風力発電などに事業範囲を広げる計画だ。2013年に10万キロワット規模の発電所を建設することを目指す。