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長野県、二回目のグリーンボンドの条件確定。25日に発行、すでに完売。金利は昨年の初回発行時とほぼ同率。資金使途は小水力発電等の気候緩和策が中心(RIEF)

2021-10-12 21:50:18

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 長野県は12日、同県として二回目のグリーンボンドの発行条件を確定し、25日に発行すると発表した。昨年の初めての発行では50億円だったが、今回は倍増の100億円。金利は0.145%で、昨年のボンド利率は昨年の発行時(0.140%)とほぼ同率だった。

 

 資金使途等は8月に発行方針を発表した際と同じ。県内で県が運営する小水力発電所の資金のほか、「しなの鉄道」の車両の省エネ化、交通インフラ整備(信号機電源付加装置、道路防災等)、水害対策のための河川改修、土砂災害対策のための砂防、治山、地すべり、急傾斜地崩壊対策費、県有施設の設備等の更新(空調設備の更新、照明のLED化、高断熱化等)、県有施設の新築・改修、それに森林環境保全のための林道整備等としている。https://rief-jp.org/ct4/116826

 

 ボンドは期間10年。主幹事は大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の2機関。セカンドオピニオンは日本格付研究所(NCR)が付与した。ボンドは県内の自治体を含め、県内外の金融機関や企業、年金等の約87機関に完売されている。

 

 昨年の長野県の初のグリーンボンド発行は、一般社団法人環境金融研究機構の第6回サステナブルファイナンス大賞の審査で、「グリーンボンド賞」に選ばれている。https://rief-jp.org/ct4/111588

https://www.pref.nagano.lg.jp/zaisei/ir/greenbond.html