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KDDI、気候変動に取り組むスタートアップ企業支援で「グリーンパートナーファンド(グリーンファンド)」立ち上げ。5年間で50億円投資。SBIインベストメントが運用(RIEF)

2021-11-01 17:27:40

KDDI001キャプチャ

 

 KDDIは、SBIホールディングスグループと連携し、気候変動関連の課題に取り組むスタートアップ企業へ出資する「KDDI グリーンパートナーファンド(Green Fund)」を11月下旬に立ち上げる。投資額は、今後5年間で当面、約50億円とする。ファンドはCO2排出量削減に直結するエネルギー領域だけでなく、産業を超えて展開可能な脱炭素技術や循環型サービスなどに取り組む企業を対象とする。

 

 ファンドの正式名称は「KDDI Green Partners投資事業有限責任組合」。今月下旬に立ち上げ、2033年同月までの12年間を運用機関とする。KDDIが出資し、SBIグループのSBIインベストメント会社が運用を担当する。SBIインベストはベンチャーキャピタルファンド等の運用・管理等を展開している。

 

 KDDIはこれまでも、「KDDI Open Innovation Fund」や「KDDI Labo」等を通じて、スタートアップ企業の支援やさまざまなパートナー企業との共創によるビジネス開発等を促進している。今回の「グリーンパートナーファンド」はKDDI自体が国連の持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みの一環として、KDDIおよび社会のカーボンニュートラルの実現を推進することを目指す。

 

 ファンドでは対象企業へ投資するだけではなく、投資先企業に、KDDI自体の多種多様なアセットの活用も提供し、投資先とKDDIとの共創によってレジリエントな未来社会の実現に貢献するとしている。

 

 KDDIは2020年5月に策定した「KDDI Sustainable Action」で、再エネシフトを進め、2050年までにネットゼロの実現を掲げている。また今年7月に発表した「KDDI GREEN PLAN2030」では、2030年度のCO2排出量削減目標を50%削減(2019年度比)としている。

 

https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2021/10/27/5498.html