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レアアース 受注減少深刻 生産稼働率は30~50%へ-中国(新華経済) 市場原理が働いた結果

2012-11-09 09:49:35

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【中証網】 江蘇稀土(レアアース)協会の関係者は6日、『第一財経日報』の記者に対し、「現在は主に川下の実需を見ている。これをてこ入れすれば、市場は好転するはずだ」と語った。休業によりレアアース市場の安定を守ろうとする業界関係者は、川下需要の激減を前に無策だ。

江西省のネオジム磁石メーカー関係者は、「レアアース産業は川下需要が不振だ。ネオジム・鉄・硼素産業では企業の稼働率は平均30%-50%にとどまっている。取引先が価格を受け入れないというわけではないが、需要がないのが現状だ」と語った。

ネオジム・鉄・硼素はレアアース産業の重要な製品として、風力発電や自動車、家電などの分野で多用されている。だが現在は自動車の生産販売が再び悪化し、機械や家電、造船などの産業が低迷を続けている。

前出の江蘇稀土協会関係者は、「2011年と比べれば、レアアース企業の利幅は急減し、受注は以前よりはるかに減少している」と語った。

主に携帯電話タッチスパネルやITO導電ガラスに利用するポリッシングパウダーは、同様にレアアース産業の川下分野に属する。ポリッシングパウダー産業でも、関連企業が同様に生産能力の問題に困っている。ポリッシングパウダー事業を数年間てがける関係者は記者に対し、「最終需要以外に、深刻な生産能力の過剰が産業に支障をきたしている。以前は3人が料理を作り、2人がそれを食べる状態だったが、今は5人が料理を作り、1人がそれを食べている状態だ。一定規模以上の規模をもつポリッシングパウダー企業は40社を超え、2011年だけで10社が新設された」と指摘した。現在の生産能力は5500トンを超えているのに対し、需要は1800トンに満たず、過剰分は4000トン前後に上るという。

関係者は「レアアース供給は需要を上回っているが、レアアース産業チェーンは比較的完全なものだ。国の関連政策がどこまで徹底されるかを見守る必要がある」と述べた。

(翻訳 李継東/編集翻訳 伊藤亜美)

http://www.xinhua.jp/industry/metal/319937/