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東芝、原発用四足歩行ロボ開発 高放射線下でも長時間作業可能に (FGW) 原発専用の「鉄腕アトム」の登場
2012-11-22 13:20:58

東芝は21日、東京電力福島第1原発の事故処理向けに、遠隔操作ができる四足歩行のロボットを開発した、と発表した。同ロボットは、放射線量が高くて人が入れない危険な場所や、ロボットが苦手とする段差のある場所でも乗り越えて調査や復旧作業を実施できる性能を持っている。いわば、原発事故処理の「鉄腕アトム」。近く、福島第1原発内に配備されて、実際の処理活動に従事する予定だ。
開発したロボットは、高さ106.6センチ、重量65キログラム。小学生くらいの背丈だが、しっかりとした体格が自慢。歩く速度は時速1キロとノロノロ歩行だが、一回の充電で連続2時間の仕事をすることができる。 しかも従来のロボットとは違って四足歩行が可能なため、段差の上り下りも可能。段差は最大22センチまでの高さならば、上っていける。さらに斜めにも移動できる機動力が売り物だ。本体には内部カメラと線量計を搭載しているため、人間が入っていけない高線量の原子炉建屋や燃料貯蔵プールなどの作業も担うことができる。
無線通信で縦横に稼働できる。また本体にはアームを搭載しており、最大20キログラムまでならば掴んで運ぶことができるという。万一、重みや障害物で転倒しても、自力で起き上がる機能も現在、追加搭載すべく開発中というから、万能である。原発の中での活動に特化したアトム・ロボットといえる。体も放射線に強い材料を使用しており、放射線量が極めて高い原子炉周辺で1日10時間の作業を300日続けても壊れない。日本のロボット技術の粋を集めた形だ。
東芝はさらに、来年にはこのロボットをバージョンアップする作業をしている。新型は、50センチの段差の上り下りができ、最大80キログラムの重量物を載せられるようになるという。アトム二世だ。昨年の福島事故時には、日本のロボットは十分な活動をできず、米国製の頑丈なロボットに主役の座を譲った形となったが、今回は精細な作業のできる新開発ロボットで、日本の強みを生かすことを目指す。
原発処理という困難な事業に、日本の各企業が開発した最先端の技術がいろんな形で生かされている。東芝のロボット以外でも、三菱重工業が重機で作業をする作業員の被曝量を半減できる座席シートを開発したほか、先に目に見えない放射性物質を“見える化”するカメラを開発して話題を呼んだ。除染の技術もユニチカなどが特殊な化学繊維を開発している。日本の技術が本当に実用的に機能するかが事故処理で試されている格好でもある。
東芝の新開発原発処理ロボットの概要
| 装置名 | 4足歩行ロボット |
| 重量 | 65kg |
| 外形寸法 | 624mm(L) × 587mm(W) × 1066mm(H) |
| 電源 | バッテリー |
| バッテリー駆動時間 | 2時間(連続歩行の場合) |
| 可搬重量 | 20kg |
| 歩行速度 | 1km/h |
| 操作方法 | 無線操作 |
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2012_11/pr_j2101.htm

































Research Institute for Environmental Finance