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衆院選無効求め 全国で一斉提訴 「違憲」と弁護士グループ (各紙)

2012-12-18 00:29:05

全国14の高裁・高裁支部全てに衆院選無効を求めた一斉提訴で、プラカードを手に東京高裁に入る原告団=17日午後
全国14の高裁・高裁支部全てに衆院選無効を求めた一斉提訴で、プラカードを手に東京高裁に入る原告団=17日午後


全国の弁護士グループが17日、16日実施した衆院選挙は違憲だとして、各地で選挙無効の提訴を行った。今回の選挙は、最高裁大法廷が「1票の格差」が是正されていないと判断した後を受け、区割り修正をしないまま実施された。このため升永英俊弁護士らのグループが17日、東京1区など27選挙区の選挙無効を求め、全国14の高裁・高裁支部全てに一斉提訴した。

最高裁大法廷は昨年3月、前回2009年の衆院選が、人口比率に基づかない区割りによる選挙だったと判断、「1票の格差」が是正されていないと指摘した。その後、国会は与野党とも、司法の判断に対して、区割り修正の議論をしながら、実施しないまま衆院選挙を実施した。2009年の選挙では、最大2・30倍の格差だったが、今回はさらに2・43倍へと拡大しており、違憲状態が悪化した形。高裁や最高裁がどのような判断を示すか注目される。

升永弁護士らのグループのほか、山口邦明弁護士らのグループも17日、同様の訴えを広島高裁に2件起こした。東京高裁でも今後提訴する方針。選挙に勝利した自民党・公明党は衆院で3分の2の勢力を得ており、区割り制度の正常化への早期の取り組みが期待される。