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IHI、次世代バイオエネルギーの藻類燃料開発で安定培養に成功 生産コストの試算半減 (各紙)

2013-11-15 00:17:18

IHI無題


IHI無題 IHIは14日、航空機用の次世代バイオ燃料として期待される微細藻類を使った燃料開発で、屋外での藻類の100㎡規模での安定培養に成功した、と発表した。品種改良した藻類が高濃度のまま増殖することを確認した。生産コストは従来の1リットル当たり千円から同500円に下がる見通し。実用化目標の2020年までに、従来燃料と同等の価格競争力を持つ同100円以下を目指す。




 

藻類燃料開発の最大の課題は量産化で、雑菌や他の微生物が入り込む悪条件下でも大量培養を実現することが不可欠。今回の取組みは、屋外の開放型の池で、増殖に必要なエネルギー源として太陽光のみを利用し他の藻類や雑菌などに負けない培養方法を開発し、藻を高濃度で安定的に増殖させることができる点にある。開発は、子会社のIHIネオジーアルジ(川崎市)が手掛けた。

 

同社は、IHI横浜事業所の屋根のない完全な屋外の培養試験プラントで実施した。微細藻類(ボトリオコッカス)を半年間以上、安定的に培養することに成功、量産化の見通しをつけた。生産する燃料は「モブラ(MOBURA)」の名称をつける。藻の油の意味。j今後は、ジェット 燃料を中心に、モブラを利用した燃料以外の様々な用途開発に関する共同研究も本格化する予定だ。

 

そのために、試験規模を20倍以上に拡大し、数千㎡規模での屋外試験プラントで検証する。水処理用のコスト削減が大きな課題となる。




 

日本の藻類燃料開発はIHI系以外に、JX日鉱日石エネルギー、デンソーの3つの企業連合が競合して開発を進めている。実用化目標はいずれも2020年に置いている。IHによると、藻類燃料の世界市場は20年には自動車向けなども含め年8千億円規模の見通し。