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仙台市の家具の街に 「おしゃれな変電所」、景観にマッチ 商店街の象徴に (河北新報)

2013-11-26 15:24:46

シックな外観が特徴の本町変電所。正面のガラスで覆われた建物が地域のイベントなどに貸し出される
シックな外観が特徴の本町変電所。正面のガラスで覆われた建物が地域のイベントなどに貸し出される
シックな外観が特徴の本町変電所。正面のガラスで覆われた建物が地域のイベントなどに貸し出される


仙台市青葉区の「本町・家具の街」で建設が進められてきた東北電力の仙台本町変電所が完成した。当初「街の景観が損なわれる」と立地に反対していた地元商店主らと東北電力が何度も話し合いを重ね、変電所とは思えない親しみある外観に仕上がった。敷地内の一部は12月6日から地域に開放される。

 仙台市内35カ所目となる同変電所(出力6万キロボルトアンペア)は敷地面積約1500平方メートル。地上9メートル、地下12メートルの半地下式。変電所本体は6月から稼働し、外観部分の一部工事が残っていた。sendai20131126014jd

 
 建物は景観に配慮したのが最大の特徴。変電所本体の建物は正面を明るい鏡張りにし、壁面の一部に木の風合いを感じさせる素材を用いた。

 
 敷地内に植栽やベンチを配置し、歩行者の出入りを自由にしたほか、広瀬通の歩道と家具の街を結ぶ歩行者用の抜け道も設けた。むき出しになったトランス(変圧器)を鉄条網で囲った一般的な変電所と違い、「街角広場」(地元商店主)の雰囲気が漂っている。

 
 本体建物の正面には広さ80平方メートル程度の小さな建物を併設した。通常は東北電力が会議などで使用するが、地域振興を目的とした場合などに限り地元の人たちのイベントや会合に貸し出す。

 
 東北電力宮城支店は「変電所の施設を一般に貸し出すのは初めての事例だろう。(立地に)地元の理解を得るため最大限配慮した」と説明する。

 
 同変電所は2011年12月の着工までにも曲折があった。当初案では高さ約20メートルの建物を造り、テロ対策のため周囲をコンクリート壁で覆う予定だったが、地元から「家具の街にふさわしくない」と反発され、半地下式に変更している。

 
 本町商店街振興組合の大村正理事長は「ここまでいろいろあったが、いい形に収まった。施設に愛称をつけて、文化を育む家具の街の象徴にしたい」と語った。12月6日には、同組合などが敷地内に植えたカツラの木にイルミネーションを施す点灯式を行う。

 

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131126t15032.htm