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オリックス 全国10か所で地熱発電事業を展開へ(各紙)

2014-01-30 17:29:34

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chinetsuimagesオリックスが今後5年間をめどに北海道、東北、中部、九州の計10カ所程度で地熱発電事業を計画していることが30日、分かった。各地方で候補地を絞り、試掘で蒸気を確保できることが確認できた地点から事業化する。地熱発電を太陽光発電と並ぶ自然エネルギー事業の柱に育てる考えだ。

地熱発電は気象の影響を受ける太陽光発電や風力発電と異なり夜間も発電が可能で、稼働率が高いのが特長。

オリックスはすでに昨年11月、東芝と共同で、岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷で地熱発電事業を始めると発表している。出力2000キロワットの小規模の地熱発電所を建設し、2015年の発電開始を目指している。両社は新会社「中尾地熱発電」を設立し、資本金は約2億円。東芝が55%、オリックスが45%を出資した。

今回の全国展開は、奥飛騨温泉の事例をモデルケースにして、事業を拡大したい考えだ。オリックスは地熱発電事業の展開に際して、売電収益の一部を地元の温泉事業者に還元するほか、蒸気と一緒にくみ上げる温泉水も成分分析をした上で、事業者に無償提供するなど、地域と一体となった事業展開を検討している。

http://www.orix.co.jp/grp/