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長野県立大学、学内の電力を再生可能エネルギー電力100%に切り替え。県内の水力発電からの電力で充当。エネルギーの地産地消も(RIEF)

2021-03-31 15:29:20

naaganoキャプチャ

 

 長野県立大学は4月1日から、大学内で使用する電力をすべて再生可能エネルギーによるCO2フリー電力に切り替えると発表した。中部電力ミライズが供給する水力発電電力を活用する。この結果、同大学が年間に排出する温室効果ガス約1000㌧分のうち、約4分の3を削減できるとしている。大学の再エネ化では、千葉商科大学が2019年2月に「再エネ00%」を達成している。

 

 長野県立大では、「国公立大学では初めての再エネ100%電力の調達」としている。中部電力ミライズ(名古屋)は長野県企業局が運営する長野県内の水力発電所でつくられた「信州Greenでんき」を販売しており、温室効果ガスの削減と、エネルギーの地産地消を同時に実現できるとしている。http://rief-jp.org/ct4/100806

 

 同大学は、長野県SDGs推進企業登録制度の第1期登録企業として、排出CO2の削減を重点的な取り組みの一つに掲げている。

 

会見する金田一学長
会見する金田一学長

 

 金田一真澄学長は「本学は、SDGsの取組に強い関心を持ち、学生への教育だけでなく、地域や自治体に向けて、持続可能な地域社会づくりの支援・啓発を行っている。キャンパスには、 すでに省CO2・自然エネルギー活用技術がふんだんに導入されており、環境負荷の軽減・抑制に努めている。今回の再エネ100%の電力調達は、持続可能な社会づくり、SDGs の 取組みの一つ」と位置付けている。

https://www.u-nagano.ac.jp/news/zerocarbon2/