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西武ホールディングス、二度目のグリーンボンド発行。100億円。新型特急「Laview」等の導入資金に充当(RIEF)

2021-06-10 11:24:31

Laviewキャプチャ

 

 西武ホールディングスは9日、同社としては二回目となるグリーンボンドの発行を発表した。発行額は100億円。16日に発行の予定。調達資金は、新型省エネ車両の導入資金に充当する。

 

 ボンドの期間は5年。利回りは0.180%。同社は、2019年12月に初めてグリーンボンドを発行している。調達資金で充当する新型車両の導入資金は、新型特急車両「001系(Laview)」、新型 通勤車両「40000系」の導入のための借入金の返済資金に充てる。Laviewは2019 年に運行を開始、4000系は2017年より運行している。https://rief-jp.org/ct4/96870

 

 2019年の最初のグリーンボンドの資金使途も、同様にLaviewと4000系の導入資金に充てた。省エネ型の新造車両の導入によって、エネ ルギー消費量はLaviewの場合で受雷型に比べて約7割、40000系で約6割分を削減できる。1編成当たりのCO2排出削減効果はLaviewで約1100㌧、40000系で約770㌧の見込みという。

 

 主幹事は、みずほ証券、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券、 SMBC日興証券、大和証券、野村證券の5社。みずほ証券がグリーンボンド・ストラクチャリング・エージェントを務める。セカンドオピニオンは日本格付研究所(JCR)が国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則(GBP)への適合を付与した。

 

  同社は「グリーンボンドの発行により、クリーンな輸送手段の提供を通じた持続可能な社会の構築に金融面から貢献するとともに、資金調達手段の多様化を進めて、当社グループの財務基盤を一層強化する」とコメントしている。

 

https://ssl4.eir-parts.net/doc/9024/tdnet/1986881/00.pdf