日本でも政府主導のGXリーグで自主的な排出量取引制度を実施すると伝えられいます。一方で、中国、韓国は日本に先行する形で、義務的な排出権取引制度を実施しています。両国の制度は順調に展開しているのだろうか、日本の制度構築に対しての教訓はあるのだろうか。という観点から、最近、中国および韓国を訪問され、現地での制度の運用状況を調査したうえで、政策担当者へのヒアリング等も行われた、地球環境戦略研究機関(IGES)主任研究員金振(Zhen Jin)氏に報告をお願いしました。
両国の制度は、メディアでは制度の開始等の段階では報道されましたが、実際の運用状況等については、あまり十分な情報が日本に届いていないように思います。今回の金氏の報告は、政治色は一切なく、制度の技術面について中韓両国を比較すると……
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