HOME |国際標準化機構(ISO)。サステナブルファイナンス規格(ISO32210)を公開。8項目の原則とその「実装」等を勧告。シナリオ分析は気候変動のほか社会的リスク等にも適用を(RIEF) |
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  国際標準化機構(ISO)はサステナブルファイナンス規格(ISO32210)を公開した。金融機関の取り組みを認証する規格ではなく、金融機関が気候変動やグローバルな環境・社会問題に取り組む上での指針となるガイダンス規格とした。主な内容は、金融機関のガバナンスに持続可能性を位置付け、経営戦略と環境・社会的目標を整合化し、その成果を他社と比較可能な重要業績指標(KPI)で開示するよう求めている。持続可能性目標の達成に向けた移行計画の立案や、気候対応だけでなく、サイバーセキュリティ―等の社会的リスクに対しても、シナリオ分析を活用すること等を求めている。

 

 同規格は、2018年に英国が提案。新たに専門委員会(TC322)を立ち上げ、ほぼ4年がかりでの成案となった。当初は欧州主導の厳格な認証規格に発展するのではとの危惧から、日……

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