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農林中金が、気仙沼の遠洋漁業者に 復興ファンドを通じて3千万円出資(各紙)

2012-08-31 18:51:47

各紙の報道によると、農林中央金庫は31日、東日本大震災で被災した農業法人や水産業者らを支援する復興ファンドを通じて、気仙沼の遠洋漁業業者に3000万円を出資すると発表した。同業者は、遠洋マグロ漁業を手掛ける八幡水産(宮城県気仙沼市)。

 支援を受ける八幡水産は、震災と津波による打撃で、保有していた遠洋船が全損した。このため、加工設備や省エネ設備を導入した遠洋船を新規に建造して、復興を目指している。完成する新遠洋船は漁協が所有者となり、八幡水産がリースする形で使用する予定。農林中金の出資は、同水産のリース契約に必要な資金の一部に充当される予定だ。農林中金が復興ファンドに出資するのは今回で4件目。漁業復興への活用は八幡水産が初めてとなる。