一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

Bloombergが実施した世界主要銀行を対象とした「World’s greenest bank」ランキングで、日本の3メガバンクはそろって20位以内に入った。日本勢のトップは三菱UFJフィナンシャル・グループで、前年の6位から二つランクを上げて4位と、ベストスリーに迫るポジションとなった。一位は、カリフォルニアのソラノ風力発電事業をファイナンスしたシティグループが就いた。昨年1位だったスペインのサンタンデールは二位に下がった。 同ランキングはBLoomberg　Markets Magazine 5月号に掲載された。一位になり、世界でもっともグリーンな銀行」の称号を得たシティグループは、カリフォルニア州の風力発電所事業への投融資を拡大したことが評価された。米銀では3位にJPモルガンチェースも入った。米国政府が再生可能エネルギー発電支援のために減税ベネフィットを提供しているが、昨年は減税制度の期限があったため、駆け込み需要が多かったことが、銀行融資を増大させた。 日本勢では、再生可能エネルギー発電固定価格買い取り制度（FIT）の導入で、投融資機会が増加しており、三菱UFJフィナンシャルグループの場合、2012年の24億㌦から、2016年までに190億㌦の投資が期待される。みずほ、三井住友のランキもそれぞれ前年よりアップした。   英文記事：http://financegreenwatch.org/?p=8825   http://www.bloomberg.com/news/2013-04-02/citigroup-blows-by-santander-as-greenest-bank-on-wind-power-push.html