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滋賀銀行が来年春に「カーボン・ニュートラル」の銀行支店をオープンへ(FGW)

2014-07-19 20:51:38

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滋賀銀行は、来年開店する県内栗東市の栗東支店を、初めてCO2排出量をゼロとする「カーボンニュートラル店舗」とする。支店の屋根や駐車場に太陽光発電を設置するほか、LED照明の取り入れ、太陽光の室内取り込み照明等を組み合わせ、先進的な環境配慮型店舗としてアピールする。



滋賀銀行はこれまでも、環境配慮融資で他行に先駆けた実績を積み上げているほか、琵琶湖の水質改善を銀行貸し出しの条件にする琵琶湖原則貸出(PLB)などの環境・社会配慮の金融活動を展開している。銀行業界では唯一「エコ・ファースト企業」に選ばれている。



今回の「カーボンニュートラル店舗」は、竹中工務店の設計で、最先端の省エネ設備と機器を最大限活用する。新店舗に導入される環境配慮設備は次の通り。



(1)室内・屋外照明に長寿命・省エネルギー性に優れたLED照明(2)営業室全体の照度を最低限に抑えることで照明器具の台数を削減する一方、個別の机に照明スタンドを設置することで、作業に必要な明るさを確保しつつ省エネを実現する「タスクアンビエント照明」(3)太陽光を室内に取り込み照明として利用する「スカイライトチューブ」(4)排気する空気から「熱」と「湿気」を給気する空気に戻し、排気による熱のロスを抑制する全熱交換器など。



 省エネ・節エネに加えて、新店舗の屋上と駐車場の屋根に約360枚の太陽光パネルを設置し、年間91,000KWhの発電を目指す。栗東支店は平成27年3月中旬より新店舗での営業を開始し、平成27年6月中旬に店舗まわりの工事を終えてグランドオープンする予定。








shigagin2_sj.jpg  「栗東支店」の新店舗の完成イメージ。





滋賀銀行の試算によると、今回の環境配慮設備の導入により、従来型の店舗に比べて、CO2排出量に換算して照明が約5割減、空調が約4割減になる。全体で34%の削減になる一方、それを上回る電力を太陽光発電で供給できることから、CO2排出量が実質的にゼロになる「カーボンニュートラル」が実現できるとしている。

 


shigagin1_sj.jpg CO2排出量の削減効果。



 

http://www.shigagin.com/news/topix/928