2018年もあとわずか。本年のグリーンボンド発行市場を振り返ってみよう。グローバル市場での発行額は、年初の上昇期待を裏切り、前年の1555億㌦(CBI調べ)とほぼ同規模の横ばいだったとみられる。米金利の上昇で債券市場全体が低調に推移した影響が大きかった。一方、日本市場は前年の9件を上回る33件の発行が相次ぎ、発行額も8割増の4848億円と、5000億円に迫る勢いの一年だった。
「内"優"外患」ともいえる活発な市場の展開となった背景には、前年までは発行体が金融機関主導だったのが、今年は企業発行が12本と相次いだ点が大きい。金融関係でも不動産投資信託(J-REIT)6本、リース4本と、銀行5本をいずれも上回った。発行体の多様化が進んだといえる。http:……
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