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福島・楢葉町、復興拠点の太陽光発電電力を、「ふるさと納税」の返礼品に。19日から提供。当面150件を予定(RIEF)

2020-08-25 13:32:43

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 福島県・楢葉町は、太陽光発電等を手掛ける「アンフィニ」(大阪市)と共同で、「ふるさと納税」の返礼品を町内で発電した太陽光電力を提供する取り組みを始めた。アンフィニは同町内で、国内最大級の太陽光パネルの製造工場を設置している。復興拠点の公営住宅の屋根で発電した電力を提供する。全国でも珍しいと取り組みだ。

 

 (写真は、楢葉町に設置されたアンフィニ製の太陽光発電設備=NHKから)

 

 楢葉町ではふるさと納税の返礼品に、地元産のコメや肉等を提供してきた。今回、新たに「再エネ電力」を追加、19日から提供を始めた。

 

 電気の返礼品は、寄付額15万円以上で、4人家族の3カ月分相当分(1250kWh)、29万7000円以上で6カ月分相当分(2500kWh)をそれぞれ提供する。使用期限は供給開始から1年。合わせて150件まで受け付ける。ただし、送配電の関係から、申し込みは、東北電力管内の世帯に限定する。また電力事業者をアンフィニに切り替えが必要がある、としている。

 

 発電を行う復興拠点「笑ふるタウンならは」には、商業施設や交流施設、災害公営住宅(140戸)、調節池に太陽光発電設備、蓄電池、EMSが導入され、電力供給、エネルギーマネジメントを一体的に行う「スマートコミュニティ」が展開されている。

 

 災害公営住宅には、各戸に出力4kWの太陽光発電と容量4kWhの蓄電池を導入しており、合計で太陽光発電が560kW、蓄電能力560kWhとなる。商業施設等にも同様に太陽光発電と蓄電池を設置しているほか、エリア内にある防災調整池にもフロートタイプの太陽光発電を設置している。

 

https://infinigroup.co.jp/topics/?p=1139