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浪江から避難した男性自殺で妻が東電提訴へ(福島民友)

2012-07-08 02:48:32

東京電力福島第1原発事故で浪江町から避難した男性=当時(67)=が昨年7月、飯舘村で自殺したのは原発事故が原因だとして、男性の妻(63)が東電に損害賠償を求め、福島地裁への提訴を検討していることが6日、分かった。
 妻の弁護士によると、請求額は数千万に上るとみられる。
 陳述書によると、男性は昨年4月13日に二本松市のアパートに避難後、6月半ばごろから不眠や足のしびれなどを訴えるようになった。男性は7月23日朝、アパートから姿を消し、翌24日朝、飯舘村のダム付近で遺体で発見されたという。
 妻は昨年12月に東電に死亡補償を請求したが、約2カ月後の返事は「自殺の経緯を教えてほしい」だったという。陳述書で妻は、「まるで夫が勝手に死んだような扱い。原発事故がなければ夫が元気に生活していたことは間違いない。夫のためにも裁判で訴える以外ない」と主張している。

http://www.minyu-net.com/news/news/0707/news7.html