HOME |食品放射能調査第6回目 基準超過はなし。しかし鮮魚、回転寿司の一部で平均上回るセシウム検出(Greenpeace) |

食品放射能調査第6回目 基準超過はなし。しかし鮮魚、回転寿司の一部で平均上回るセシウム検出(Greenpeace)

2012-07-18 18:38:53

GP014ZD
Greenpeaceは、食品流通の中で広がる放射能汚染を調査するため、スーパーや回転寿司店で抜き打ち調査を行いました。第六回目の食品放射能調査です。全体に基準超過の品目はありませんでしたが、一部に平均より高い数値が検出されました。(放射能測定室 シルベク 食品放射能調査)

 

6回目:鮮魚・回転寿司・お米

  この調査では、2012年5~6月に行った「食品放射能調査ご希望アンケート」の集計結果をもとに、ご希望数の多かった魚介類とお米を検査しました。 また、「外食に不安を感じる」という声も寄せられることから、これら2つの食材を使用した回転寿司も調査対象に加えました。 事前調査、検査する食品の購入は、23名のボランティアの方たちが市民調査員としてご協力下さいました。 みなさまありがとうございました。
 

鮮魚

すべての検査結果と商品情報 クリックするとPDFでご覧になれます↓  第三者機関からの検査結果報告書>>

調査内容

  16サンプルすべてが、政府の定める食品に含まれる放射性セシウムの基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を大きく下回りました。
  • 4サンプルから1キログラム当たり当たり3.8~7.6ベクレルの放射性セシウムが検出されました。 検出された魚は下記のとおりです。 マサバ: 4サンプルのうち2サンプル(イオン、PIVOTで購入) ブリ(イナダ):  4サンプルのうち1サンプル(ダイエーで購入) スズキ: 1サンプルのうち1サンプル( PIVOTで購入)
  • 検出された魚は千葉県産でした。 ただ、同じ産地・同じ種類の魚であっても検出されないサンプルもありました。
 

調査結果

 調査期間: 2012年5月29日~6月28日
  • 購入地域: 福島県、東京都、神奈川県
  • 購入場所: スーパーマーケット8社
  • 検査対象: 天然魚と養殖魚の計16サンプル 日常的に食されるサバ、ブリ(イナダ)、サケ、カツオなど7種類の魚 東日本太平洋側を産地とする魚
  • サンプル採取: 市民調査員(ボランティア)が店頭で購入
  • 検査方法: 第三者機関で、ゲルマニウム半導体検出器を用いてヨウ素131、セシウム134、セシウム137について検査
 

回転寿司

 

調査結果

すべての検査結果と商品情報 クリックするとPDFでご覧になれます↓ 第三者機関からの検査結果報告書>> ■20サンプルすべてが、政府の定める「食品に含まれる放射性セシウムの基準値(1キログラム当たり100ベクレル)」を大きく下回り、内19サンプルは検出限界値未満でした。
  • 1サンプルから1キログラム当たり5.5ベクレルの放射性物質が検出されました。 寿司ネタ: マイワシ 産地: 日本 販売店: くら寿司

調査内容

 調査期間: 2012年5月29日〜6月26日
  • 購入地域: 東京都、神奈川県
  • 購入場所: カッパ寿司、スシロー、くら寿司、元気寿司の大手4社
  • 検査対象: 1社当たり5サンプル、計20サンプル。 ウェブサイトと店舗においてネタ(魚)の産地を確認し、国内産、または太平洋を産地とする商品を中心に選択しました。 ネタ(魚)とシャリ(ご飯)は分け、シャリも1サンプルとして扱いました。
  • サンプル採取:市民調査員(ボランティア)が店頭で購入
  • 検査方法: 第三者機関で、ゲルマニウム半導体検出器を用いてヨウ素131、セシウム134、セシウム137について検査。
   

お米

調査結果

すべての検査結果と商品情報 クリックするとPDFでご覧になれます↓
  • 35サンプルすべてが検出限界値未満でした。

調査内容

  • 調査期間: 2012年5月29日~7月6日
  • 購入地域: 福島県、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、鹿児島県、山口県の1都7県
  • 購入場所: スーパーマーケット9社の14店舗
  • 検査対象: スーパーマーケットで販売されているお米、計35サンプル。 お米の種類は、玄米、精米、無洗米、もち米、調理加工された包装米飯。 玄米、精米、無洗米は平成23年に生産された商品。 東日本を産地とする商品を中心に選択。
同一の商品で玄米と精米とがある場合は、より自然の状態に近い玄米を選択。 取り扱いの多い品種や商品、産地を把握するために、各店舗で販売されている商品を事前に調査し、サンプルの選択に反映しました。
  • サンプル採取:市民調査員(ボランティア)が店頭で購入
  • 検査方法: 第三者機関で、ゲルマニウム半導体検出器を用いてヨウ素131、セシウム134、セシウム137について検査。
    私たち消費者ができること
  1. 今、起きている食品の放射能汚染は、福島第一原発事故が原因です。 消費者にも生産者にも影響を与えるこのような事態を引き起こさないよう、原発の今後について国に意見を送りましょう。 8月12日まで国が公式にパブリックコメントを募集しています。詳しくはこちら >>
  2. 近所のスーパーやレストランなどお気に入りのお店にあなたの声を届けませんか? 「食品の放射能汚染が心配です」「食品の安全性の確保や調査の強化に関して国や行政に一層強く働きかけてください」など、あなたの考えを「お客様の声」用紙に記入して、「お客様の声」ボックスに投函してください。 用紙と投函ボックスはお店に設置されています。 もしない場合、このフォームに記入して店長やお客様サービス担当者にお渡しください >>
  http://www.greenpeace.org/japan/ja/campaign/monitoring/fss6/