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東電、会議映像を公開 原子炉建屋爆発の瞬間など150時間(各紙)

2012-08-06 18:02:57

東京電力が公開した福島第1原発事故直後から記録していた本店のテレビ会議映像。菅直人首相(当時)が本店に来た映像の一部と見られる=2011年3月15日、東京都千代田区の東電本店(東京電力提供)
各紙の報道によると、東京電力は6日午後、福島第1原発事故の社内テレビ会議映像を報道機関向けに公開した。映像は事故時の昨年3月11日から15日までの計約150時間分。原子炉建屋が水素爆発した瞬間や原子炉への海水注入をめぐる現場と本社との激しいやりとりの模様、菅直人首相(当時)が東電本店を訪れた際の様子なども含まれている。

 東電は公開に当たり、社員らのプライバシーの観点から映像や音声の一部を加工した。これまで東電は「社内資料」として非公開にしてきたが、事故当時を知る貴重な資料として公開を求める声が強く、6月に交代した新経営陣が映像の公開を決めていた。

東電のテレビ会議システムは、本店と福島第1原発、同第2原発やオフサイトセンターなどを結んでいる。大型スクリーンに各所が分割された状態で映し出される。本店会議室で録画した50時間分については映像と音声の両方が公開されたが、福島第2原発で録画した100時間分は音声録音の設定をしていなかったため映像のみの公開となった。

 東電の説明によると、本店の録画機器は15日午前0時過ぎにハードディスクの容量が限界となって自動停止した。その後、停止に気づいて録画を再開したのが翌16日午前3時半ごろになったため、この間の映像は残っていないという。このため、菅氏が東電本店を訪れ、全面撤退問題などについて東電首脳らを糾弾したシーンは、第2原発で録画した音声のない映像のみの公開となった。

映像へのアクセス: 

東京電力が公開した福島第1原発事故直後から記録していた本店のテレビ会議映像。菅直人首相(当時)が本店に来た映像の一部と見られる=2011年3月15日、東京都千代田区の東電本店(東京電力提供)


http://video.jp.msn.com/watch/video/%E6%9D%B1%E9%9B%BB%E7%A4%BE%E5%86%85%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E6%98%A0%E5%83%8F%E5%85%AC%E9%96%8B/afn0ikkn?cpkey=1506b02b-0a7a-42a2-ba9e-ae6e690e1658