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福島県内での震災後2年目以降の震災関連死 原因の7割超は避難生活疲れ 原発事故が「疲れ」を倍加(各紙)

2013-03-31 15:55:25

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fukushimann20130209a1a-870x489各紙の報道によると、復興庁は29日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故によって、福島県下での避難生活で、体調を崩すなどして亡くなった「震災関連死」の原因調査結果をまとめ、発表した。それによると、震災発生2年目以降に震災関連死として認定された35人のうち、7割を超える25人は「避難生活による肉体・精神的疲労」が原因だったと指摘されている。特に東電の原発事故が精神的疲労を深めているといえる。
調査に協力した市町村や有識者は「家に帰りたがり、神的に落ち込んだ」、「生きているうちに避難先から出られないとの不安や、生きがいを持てない精神的な影響が大きい」などと、原発事故による特有の事情が影響したと指摘している。
復興庁によると、震災後2年目以降に亡くなった35人は、いずれも原発事故で避難指示が出された地域に生活していた。1人を除き60歳以上の高齢者で、男性18人、女性17人。亡くなった時の生活環境は病院が19人と最多で、民間賃貸住宅などが9人、仮設住宅が4人と続く。今回の調査は、死亡した各人の死亡診断書や自治体の記録などを基に行われた。

http://www.minyu-net.com/news/news/0330/news8.html