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第18回目グリーンピース放射線調査 福島県の福島市内で最高59マイクロシーベルト(μSv)、昨年10月調査の最高値より5倍増 二ケタμS地点も増加(Greenpeace) 放射能汚染むしろ増加か?

2013-04-16 15:41:43

ドイツのメディアが放射能を自ら測定する「調査報道」の様子
 

ドイツのメディアが放射能を自ら測定する「調査報道」の様子
ドイツのメディアが放射能を自ら測定する「調査報道」の様子


福島第一原子力発電所の事故から2年を迎える福島の状況が、透明性の高い情報とともに海外で報道されるよう、グリーンピースの放射線調査チームはドイツのメディアによる取材に同行しました。

事故直後から福島のモニタリング調査を継続してきた経験から、汚染状況を確認するための測定や住民の方々への聞き取りをサポートしました。
こうした内容はドイツの主要テレビ、ラジオ、オンラインメディアを通じて各国へ配信されました。

今回の測定は2月17日〜21日の5日間、福島県の福島市内の25カ所、伊達市内の2カ所、南相馬市内の2カ所、合計29カ所で実施しました。

【測定結果】

最高値を記録したのは福島市内栄町3丁目の駐車場  地表近くで 59マイクロシーベルト。同地の0.5メートル地点で8.24マイクロシーベルトを記録した。

グリーンピースが昨年10月22日に実施した調査での最高値は、福島市内渡利西ノ内の宿泊施設の出入り口と反対側道路の側溝で 111.2567マイクロシーベルトだった。10月調査では二桁以上のマイクロシーベルトが検出されたのは同地だけだったが、今回は29の調査地点のうち、4か所で二桁を上回る放射線を記録した。(この稿は、以下のPDFを参照したFGWによる要約)

 

>>空間放射線量 測定値と測定場所(福島県福島市・伊達市・南相馬市)(PDF)をご覧ください。

【測定地域】

●福島市
市内16の地区にある公園や公道など25カ所

●伊達市
霊山町に設置された仮置き場(除染された放射性物質を管理する場所)の周辺2カ所

●南相馬市
国道、県道沿いの2カ所

【使用機材】

高感度γ線サーベイメータ:Thermo Scientific RadEye PRD-ER
シンチレーション検出器:Thermo Scientific Mini 900 ratemeter