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海洋エネ 実証「釜石が適地」 岩手県、地元合意得て申請へ(河北新報)

2013-04-19 21:35:10

iwate
洋上風力や波力など海洋エネルギー発電の国際的試験場「実証フィールド」の誘致を目指す岩手県は、「釜石市が適地」とする調査報告書をまとめた。釜石市で18日、地元関係者に説明した。県は漁業者らの合意を得た上で、2014年2月末までに国に申請する。
調査は県が昨年5月、東大生産技術研究所などに委託して実施。県三陸沿岸の洋上風力、波力の観測や社会的、地理的制約などを調べた。
報告書によると、風力は久慈、宮古、釜石の3市、波力は宮古、釜石、洋野の3市町で実測。実証フィールドについては、釜石市が国の採択要件を満たす上、港湾、造船所など関連社会基盤が整っているなど「またとない適地」と結論付けた。
採択されれば16年度末までに実証実験センターの整備も可能とした。
県は近く、漁協など釜石市の関係団体との連絡会議を開く。
実証フィールドは、国際的な研究機関や企業の集積をはじめ、観光など地域振興の効果も期待できるという。県科学・ものづくり振興課は「地元の理解を得て、釜石への誘致を進めたい」と話している。

 

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/04/20130419t31022.htm