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東京・江戸川のウナギから、基準超過の放射性セシウム検出 最大158.9ベクレル  水産庁ら公表避ける(FGW)

2013-05-18 21:37:50

放射能汚染はウナギの製ではないが・・
放射能汚染はウナギの製ではないが・・
放射能汚染はウナギのせいではないが・・


東京都と千葉県の境を流れる江戸川の中流で捕獲したウナギから、国の食品基準(1キログラム当たり100ベクレル)を超過する放射性物質セシウムが今春、検出されていたのに、水産庁などが公表していなかったことが明らかになった。セシウム濃度は、最大で158.9ベクレルに達した。

江戸川で見つかった基準超過のウナギは4匹で、江戸川にかかる北総鉄道の高架下付近と、その地点から約500メートル下流の地点で捕獲された。近畿大学の研究者がウナギを調べたところ、基準を超えていたことから、水産庁に通報した。

 

同庁は同川が流れる東京都と千葉県に連絡したが、両県とも、追加の調査はせず、ウナギが基準超過になっていることについても、住民らに公表しないままだった。ただ、同川はウナギ漁も行われているが、両県では、ウナギ漁期が夏からということで、調査をしなかったと説明している。

 

水産庁は両県が調査・公表をしなかったことを知り、保存していたウナギの検体を改めて調査、今回、その結果を公表した。東電福島原発事故から2年を超えた段階でも、首都圏の河川から基準超過のセシウム汚染ウナギが検出されたことは、他の周辺河川でも同様の汚染魚類・汚染生態系が広がっている可能性を物語る。

 

今回のウナギ汚染は、福島原発の放射能汚染が、福島だけの限定的問題ではなく、当初から懸念されていたように、首都圏を含む日本全体の広域汚染問題であることを、改めて浮き彫りにしたといえる。国や自治体がデータを隠ぺいし、マスコミが報道しなくても、汚染は確実に広がり、継続する。

 

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