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東電福島原発からの放射能汚染水海洋流出問題で 9月予定の いわき沖の「試験操業」不透明に 東電説明に漁業者反発(福島民友)

2013-07-24 11:22:44

今年3月に行われた相馬市での試験操業(コウナゴ)の水揚げの模様
今年3月に行われた相馬市での試験操業(コウナゴ)の水揚げの模様
今年3月に行われた相馬市での試験操業(コウナゴ)の水揚げの模様


東京電力福島第1原発のタービン建屋東側の汚染地下水が海に流出した問題で、前日に流出を認めた東電は23日、国とともに、いわき市の漁業者向けの説明会を同市で開き、対応の不手際を陳謝した。しかし、9月からいわき沖で試験操業の開始を目指してきた漁業関係者は強く反発。

 



いわき市漁協の矢吹正一組合長は「試験操業に『急ブレーキ』がかかる」という認識を示し、魚介類のサンプル調査を強化しながら試験操業開始時期を慎重に模索する方針を示した。試験操業の先行きは非常に不透明となった。

 
 東電の新妻常正常務は説明会の冒頭、「ご迷惑を掛けていることを、あらためておわびしたい」と陳謝。「汚染水の流出を防ぐため工事を進めている」と対策への理解を求めた。
 説明会はこの後、非公開で行われ、国と東電が問題の状況や対策を説明。しかし、高濃度の汚染地下水について東電は「(流出による)本県沖の影響は限定的」としただけで、新たな進展はなかったという。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0724/news1.html