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東電福島原発事故 東電幹部の事故責任追及へ決意新た 原発告訴団がいわき市で集会(各紙)

2013-08-05 20:10:37

集会後に福島県いわき市内をデモ行進する告訴団の人たち=4日午後
集会後に福島県いわき市内をデモ行進する告訴団の人たち=4日午後
集会後に福島県いわき市内をデモ行進する告訴団の人たち=4日午後


東京電力福島第1原発事故を引き起こした東電幹部らを、福島県の住民kらが業務上過失致死傷容疑で告発してから1年。告発した福島原発告訴団は4日、いわき市で集会を開き、早期の強制捜査と起訴を求める決議を採択した。


集会は「強制捜査はまだか―告訴受理から1年を迎えて」とのタイトルで開かれた。県内外から約300人が参加。武藤類子団長が「福島の現状について」と題して現在の除染の状況を報告したほか、福島県の告訴人が現状に対する思いを語った。

福島の告訴団長を務める武藤類子さん(59)=福島県三春町=は「起訴は難しいとの報道があるが、東電や国の責任は明確だ」と指摘。犯罪を告発する検察の基本的な姿勢を求めた。

海渡雄一弁護士は報告の中で「もし不起訴の判断が出た場合は、福島検察審査会に申立し、強制起訴を目指す。絶対に諦めずに闘っていく」との方針をあらためて示した。集会後、参加者はいわき市内で「東電への強制捜査はまだか」と声を上げながらデモ行進を行った。