HOME |福島の6市町村 復興予算使えず線量計点検見送り 無用な被ばくも。復興庁のミスか、市町村のミスか いずれにしても「他人事の役人根性」が国民を不安に追いやる(各紙) |

福島の6市町村 復興予算使えず線量計点検見送り 無用な被ばくも。復興庁のミスか、市町村のミスか いずれにしても「他人事の役人根性」が国民を不安に追いやる(各紙)

2013-08-10 23:02:01

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fukushimacancerphoto_1374231090197-1-0東京電力福島第1原発事故で国から避難指示を受けた福島県の12市町村のうち半数の6市町村で、国の復興予算が利用可能なことを知らず、避難住民に配布や貸し出しをした電子線量計の点検調整を見送っていたことが10日、分かった。線量計の未調整の結果、住民が無用の被ばくを受ける恐れがある。

復興庁は地元に対する説明不足を認め、今後、周知徹底を図る方針というが、地元自治体もあまりにも人任せ、復興庁任せではないか。

 

政府は7月末、2012年度の復興予算のうち35・2%が使われなかったと発表した。共同通信は、地元自治体の担当者は「制度が複雑すぎて問い合わせ先も分からない。何のための復興予算なのか」と憤っている、とのコメントを伝えているが、自治体の役人も人任せに過ぎるのではないか。放射能被ばくを受ける国民の視点に立てば、線量計を十二分に活用するのは当たり前で、線量計が十分にワークしない場合は、時速に修理、対応をとるのが自然だ。

機能しない自治体、人任せの自治体、他人事の政府、責任転嫁の政府ーー。この国のリスクマネジメントは、完璧に崩壊している。

 

 

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013081001001717.html