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東電福島原発 汚染水、本格くみ上げ 「土の壁」から1日最大35トン流出(福島民友)

2013-08-16 14:43:02

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fukushimatsuchinokabeimages東京電力福島第1原発から地下汚染水が海に流出している問題で、東電は15日、1、2号機の海側に新たに設けた「ウェルポイント工法」と呼ばれる設備で、地下水の本格的なくみ上げを始めた。汚染水の海洋流出を防ぐ措置で、地下水位を下げる効果が見込まれるが、汚染水の流出を完全に食い止める能力はなく、依然として抜本的な対策が求められる。
一方、東電は1、2号機海側の護岸を薬剤で固める「土の壁」が完全に遮水できないため、壁を透過して海に流れる汚染水が1日当たり12~35トンに上るとみている。
新たな設備は、海から約22メートルの護岸沿いの地中に長さ4.6メートルの鉄管を2メートル間隔で28本設置する。設置が終わった鉄管から順次、くみ上げを始める。18日に全ての鉄管の設置が完了する予定で、東電は1日当たりのくみ上げ量を約70トンと試算している。15日は設置が終わった1本を午前11時半ごろから稼働させた。

http://www.minyu-net.com/news/news/0816/news1.html