HOME |電力市場、需要面で構造変化の兆し。7月の全国電力販売量は二年連続で3%台の減。特に東京、関西など都市部の減少目立つ。省エネ・節エネ普及の影響高まる(RIEF) |
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 早くも秋風の気配だが、7、8月は猛暑でさぞ、電力需要が高まった思いきや、7月の電力需要は2年連続で前年比3%減だった。電力需要のジリ減傾向の要因は、企業、家庭両方の省エネ・節エネの浸透のようだ。

 

 各紙の報道によると、2015年7月の販売電力量は電力10社の合計で659億kWh(キロワット時)にとどまり、6月と比べて8%しか増えなかった。前年比では3.1%の減少で二年連続の#%台の減少。5月以降、3ヶ月連続で前年比マイナスを続けている。

 

 7月の電力量を見ると、大都市圏ほど減少率が大きくなっている。全国の電力販売量の3割を占める大口市場の東京では、家庭向けの「電灯」が前年比6.3%減、オフィス向けの「業務用」が同7.7%で、全体でも5.4%減と全国平均の7割近くも落ち込んだ。関西電力も、……

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