HOME |産総研と東北大の共同研究 100%アンモニアでも成功。大型火力発電でもCO2フリー発電の可能性も(RIEF) |
sansokenキャプチャ

 産業技術総合研究所(産総研)は17日、東北大学との共同研究で、100%アンモニアを燃料としたガスタービン発電に成功したと発表した。同時に、メタンとアンモニアの混合ガスによる発電も成功した。これらの技術が実用化されると、CO2排出を大幅に削減するクリーンな発電が可能になると期待される。

 

 産総研の福島再生可能エネルギー研究センターの水素キャリアチームと、東北大流体科学研究所が共同研究を進めていた。アンモニアは窒素と水素の化合物で豊富に存在するうえ、燃焼によって温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を排出しないことから、次世代エネルギー源として注目されている。また水素分が多いことから水素キャリアとしても有望だ。

 

 今回の実験では、100%アンモニアガス燃焼と、メタン混焼のいずれの場合も、41……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン