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食品放射能調査第5回目:サバ缶からセシウム検出(Greenpeace)
2012-04-02 16:03:17
食品流通の中で広がる放射能汚染を調査するため、全国の市民調査員ボランティアの方に魚介類の缶詰と牛乳をご購入いただき、検査しました。この調査で検査した食品の購入は、全国の15人の市民調査員の方がボランティアでご協力下さいました。みなさまありがとうございました。
魚介類缶詰
調査概要
第2回、第3回の食品放射能調査で、サバの缶詰から放射性物質が検出されたことをうけ、魚介類缶詰について魚種とサンプル数を拡大し、集中的に調査しました。
鮮魚と異なり、缶詰製品は産地や魚種の表示が義務づけられていないため、この調査では国産を中心に産地が表示されていない缶詰も調査しました。
調査結果
- 35サンプルすべて、食品に含まれる放射性セシウムの基準値を大きく下回りましたが、サバを使用した缶詰3サンプルで放射性セシウムが検出されました。
- 最も高い数値は、さば水煮(日本水産株式会社)で1キログラムあたり4.3ベクレル、次いでさば水煮(株式会社極洋)で1キログラムあたり4.2ベクレル、さば味噌煮(伊藤食品株式会社)で1キログラムあたり4.0ベクレルでした。
商品情報は詳細結果PDFをご覧ください >>- この調査では、イワシ、サンマ、マグロ、カツオ、貝類、カニの缶詰からは放射性物質は検出されませんでした。
調査内容
調査期間: 2012年
- 対象: 下記をふまえて35サンプルの魚介類缶詰を選びました。
福島第一原発事故以降に製造された商品
賞味期限が2014年4月以降である商品(賞味期限は製造日から3年後であることから)
太平洋側で漁獲された魚介類を使用している、もしくは国産の商品
産地の表示はないが、全国で広く消費されている商品(ツナ缶や蒲焼きなど) - 購入場所: スーパーマーケット、コンビニエンスストア合計12社
- 購入地域: 福島県、宮城県、東京都、神奈川県、山口県の5都県
- 検査方法: 第三者機関で、ゲルマニウム半導体検出器を用いてヨウ素131、セシウム134、セシウム137について検査 第三者機関からの検査結果報告書>>
牛乳
調査概要
細胞分裂が活発で放射能の影響を受けやすい成長期の子どもを持つ親世代をはじめ、多くの方から、栄養価が高く日常的に飲用される牛乳の調査を希望するリクエストが多く寄せられました。
また、4月から食品に含まれる放射性物質の基準値が改訂される動きをうけ、牛乳の調査を行いました。
調査結果
2012年4月から適用された基準値を下回るものの、1サンプルから放射性セシウム137を1キログラムあたり4.3ベクレル検出しました。
商品情報は下記のとおりです。
2月16日〜3月18日
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- 商品名 小岩井牛乳
- 製造者 小岩井乳業株式会社 小岩井工場
- 賞味期限 2012. 3. 11
- 産地の記載 なし
この調査で検査した残り29サンプルからは、放射性物質は検出されませんでした。調査内容
- 調査期間: 2012年2月16日〜3月6日
- 対象: 合計30サンプル
内訳は下記のとおりです。
大手乳業メーカー(雪印メグミルク、明治、森永、小岩井、タカナシ、よつ葉)6社の14商品
福島県、宮城県産の原乳を使用、もしくはこの2県で生産された牛乳、4商品
スーパーやコンビニで開発、販売されているオリジナルブランドの12商品- 購入場所: スーパーマーケット、コンビニエンスストア合計15社
- 購入地域: 福島県、宮城県、東京都、神奈川県、山口県、福岡県の6都県
- 検査方法: 第三者機関で、ゲルマニウム半導体検出器を用いてヨウ素131、セシウム134、セシウム137について検査 第三者機関からの検査結果報告書>>
- http://www.greenpeace.org/japan/ja/campaign/monitoring/fss5/
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